禁酒で好転反応はでるのか?禁酒(断酒)100日(3か月)経過した結果

  • 2021年6月22日
  • 2021年6月30日
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禁酒すると好転反応がでるといわれています。皆さんも禁酒しているときに、倦怠感や疲れ、頭痛、眠気汗をかく、などの症状があり「もしかして好転反応かも?」
とおもったのではないでしょうか? 

私も禁酒している一人なので、禁酒により好転反応が起きるのか?はたまた好転反応とは何なのか?を検証してみます。

好転反応とは?

好転反応と聞くと、「悪い症状が改善しているときに出てくる症状」というような意味合いで世間一般で走られていると思います。

好転反応とは何なのかおさらいしていきましょう。

好転反応とは東洋医学の言葉です。「東洋医学」とは、漢方や鍼灸(はりを体にさして腰痛などを治す治療方法)お灸(体に草をのせて燃やし腰痛など治す治療方法)などが有名ですね。

日本では、ほとんどの病院で西洋医学が発達しています。体の中をメスで切ったり、放射線治療やレントゲンなどなど、ほぼすべての治療が西洋医学です。

好転反応の特徴としては、4つの症状があります。

1(弛緩反応)・整体やマッサージをした後に筋肉がほぐれるため、そこから毒素や老廃物  が、出てきてしまうため、倦怠感や発熱などの好転反応が出る。

2(過敏反応)・治療した場所に血が流れやすくなることにより、体の組織を作り替えるため、過敏に反応し、かゆみなどの炎症が起きる好転反応

3(排出反応)・体にたまっている毒素や老廃物を排出する作用により、下痢や発疹、吹き出物などの症状がでる好転反応

4(回復反応)・治療を受けることで血行が改善し、毒素や老廃物をためていた血液が体に回ることで、発熱や吐き気、腰痛などの症状がでる好転反応

これらの症状が好転反応と呼ばれるものです。

禁酒することで好転反応はあるのか?

禁酒することで好転反応がでるのか気になるところなので、ひとつずつ見ていきましょう。

1つ目の(弛緩反応)の症状は筋肉のほぐれによるものなので、禁酒することにより、現れることはありませんね。

2つ目の(過敏反応)はお酒でどこか治療するわけではありませんが、お酒を飲まないことにより、肝臓や膵臓に負担をかけないため、肝臓や膵臓の働きが正常に戻ろうとするでしょうが、肝臓や膵臓に血流が多く流れるわけではありません。

3つ目の(排出反応)は毒素や老廃物を排出するために下痢などの症状が出るとのこと、お酒が悪いといわれる代表のアセトアルデヒドもさすがに1日たてば体の中には分解されるでしょう。禁酒することにより体にたまっている毒素や老廃物を排出することは考えにくく、好転反応が出るとは言いにくいでしょう。

4つ目(回復反応) 禁酒することにより血行が改善するかですが、飲酒中は欠陥が拡張しむしろ血行が良すぎる状態になります。禁酒により脱水は改善するため再度血行は良くなっていきますが、1日ほどで正常にもどるだけで好転反応がでるとは言いにくいでしょう。

禁酒で好転反応が出ている人。眠気(不眠)、倦怠感(だるさ)、吐き気、冷や汗

「禁酒で好転反応がおきる」という人は、眠気(不眠)、倦怠感(だるさ)、吐き気、冷や汗などの症状をあげます。
 これらの症状は「禁酒による好転反応」ととらえるより「アルコール依存症」を疑うべきです。

禁酒することにより「アルコールからの離脱症状」が出てしまうからです。

厚生労働省によるアルコール依存症の説明


厚生労働省
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト から引用

アルコール依存症の代表的な離脱症状としては、不眠・発汗・手のふるえ・血圧の上昇・不安・いらいら感などがあり、重症の場合は幻覚が見えたり、けいれん発作を起こしたりすることもあります。酒を止めるとこのような症状が出現してしまうので、症状を止めるためにまた飲酒するという悪循環となり、ますます酒を止めることが難しくなります。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-05-001.html 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

このようにアルコール依存症は様々な離脱症状を引き起こします。

なので、禁酒による好転反応とよりも、アルコールからの「離脱症状」も十分考えられます。
毎日のように晩酌をしている人ならなおさらその可能性は高くなるでしょう。

実際に禁酒して好転反応はでるのか?

私が禁酒をし始めた経緯。

私自身、15年晩酌していました。
1日に飲む量はどんどん増えていき、ビールなら500㎖缶を毎日3本以上飲んでいました。
休みの日はさらに酒量が多くなっていき、焼酎やウイスキーなどのアルコール度数の高いお酒を飲むと意識がなくなるまで飲んでしまったりしていました。

そのような状態になり、「さすがにこれ以上は飲んだら危険だ」と思い始め、摂酒しようと試みましたが結局元の酒の量にもどってしまいました。

やはり禁酒しなければならないと決意し禁酒をはじめました。

好転反応は?

禁酒し1日目は、寝つきがとても悪かったです。好転反応といわれる倦怠感や頭痛などは見られませんが、無駄に起きていました。
しかし、寝起きはとてもよかったです。
いつもはワイシャツのボタンも全部閉められないほどフラフラでしたが、寝つきが悪かったので、眠気はありましたが寝た時間のわりには目覚めが良かったです。

禁酒2日目
前日の不眠が効いたのか、寝つきは良かったです。好転反応といわれる倦怠感や頭痛などは見られません。
ストレスをためないように、おいしいものをお腹いっぱい食べるようにしていました。
アルコール依存症の離脱症状の冷や汗なども見られませんでした。
しかし、なにか落ち着かない感じで「やる気が出ない」(もしかして倦怠感?)が一日続きました。

禁酒1週間
不眠な症状はなくなり、飲酒に対する欲求がだいぶ減りました。好転反応と思われるような症状はありませんでした。
禁酒して私自身が一番感じた症状は「とてもイライラする」というのが印象です。
禁酒1週間たつまではなんだか「やる気が起きない」感じが続きました。
これをはたして好転反応というのか「離脱症状」というのかは判断できないでしょう。

禁酒100日目 
朝の目覚めがイイことにも慣れて、禁酒の効果が何なのかはよくわからない状態です。
しかしながら酒を飲んでいたころには戻りたくないという気持ちが強く禁酒を続けていられます。

その反面、飲み会などでは、お酒を飲んでいたころのように、いつまでも意味のない話を続けていたりすることがないことに寂しさを覚えます。笑

好転反応と思われる症状もなく、とても良い状態で禁酒を続けていると思われます。
禁酒と共に始めたダイエットにも成功しマイナス10kgを達成しました。

考察(まとめ)

禁酒によって好転反応がでるかどうかですが、私自身禁酒しましたが、好転反応というより、目覚めがイイなどの良い症状が目立ちました。
しかし、精神的に「落ち着かない」「イライラする」などの症状もあり、悪い症状が全くなかったわけではありません。

好転反応とアルコールの離脱症状があり、どちらが正しいのかについては、判断は難しいと思われます。
厚生労働省では「好転反応」は科学的には認められてはいないとの見解を示しているので、どちらかというと、アルコールに対する依存からの「離脱症状」と考えるのが良いと思われます。

「好転反応」「離脱症状」どちらにせよ、禁酒が体に良い結果を招くのは、明らかなので、その症状に負けずに禁酒を継続することが1番だと思われます!!

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